行動できないと思い込んでいるあなたへ
もしも遠くの未来から手紙が届いたとしたら
あなたはどう思うでしょうか
この手紙がいくつもある未来のうちの一つで
ずっと遠くの未来から偶然
今のあなたを知ることができて
そしてあなたに伝えたいと思ったことを
こうして手紙にしていることを
あなたはどれくらい信じてくれるでしょうか
私があなたを知って思ったことを
少しずつ伝えていこうと思うので
どうかあなたもゆっくりと
くつろぎながら私の思ったことを
知ってほしい
あなたがなかなか動き出せないとき
それはあなたがきちんと準備をして
進みやすく整えてから動き出すという
あなたの魅力がきちんと
働いているのだということを
まずあなたに知ってほしい
あなたは行動できない自分を責めずに
準備を丁寧にできる自分を誇ってほしい
あなたがそうやって
慎重に行動してくれるから
誰かの間違いを防いだり
間違い続けるのを止めたりと
とても優しい気持ちで
あなたは誰かをたすけていることを
私はちゃんと知っているのだから
でもあなたが疲れ果てて
動けなくなってしまったとき
きっと一人でゆっくりと
できるだけ静かに過ごすことが
あなたにとって心地よいことだと
私は知っているけれど
それでも時々は
例えば10回のうち1〜2回くらいは
誰か頼りになる人のところへ行き
ただ一緒に過ごすことも
決して悪くはないのだと
あなたに知ってほしいと思う
一人で過ごすことが
心の回復につながるのは
きっとあなたは自分のことを
何か間違っているのではないかと考えて
不安に思っているからではないかと
私は思うのだけれど
もしも誰かがそばにいて
ただあなたが笑うのをみて
安心したり心を尽くしたりすることは
あなたを責めたり問い詰めたりするような
そんな危険から身を守ってくれるだろうし
あなたが自分を責めるときにも
きっとそれを笑わずに受け止めて
そんなあなたのことも
大切にしようとしてくれる
そんなあたたかい時間が
あなたの心の回復につながることを
あなたもだんだんとわかるはずだから
そうして慎重で繊細なあなたが
誰かの前でも心を開いて
安心して過ごせる時間が増えていくうちに
あなたはきっともっと自分のことを
好きになっていくでしょう
そうなるように
私はあなたのことをおもって
この場所から祈ります
あなたが安心していられる時間が
これからも増えていきますように
あなたが一人きりではなく
誰かといることも愛せますように
あなたが日々の中で自分の輝きに目を向け
そして自分のしたことが
誰かを助けていることにも
気づいていきますように
あなたが誰かと笑うとき
あなたを大切に思う人がそこにいれば
あなたの肩の力は抜けて
ありのままの自分をさらけ出している
そんな安らぎの時間を
あなたが恐れず受け入れてくれますように
もし一人になりたいときに
会いたい人の顔が浮かんだら
その人に会いにいくのもいいし
それが難しいときには
ただその人のことを思い出して
そしてその人のために祈ってみて
その人がどんな幸せを感じていたら
あなたは嬉しいと思うでしょうか
その人がどんな一日を過ごせたら
あなたは安心するでしょうか
その人が何を感じていたら
あなたは幸せだと思うでしょうか
そしてそれらを思い浮かべて
祈ったあなたが感じる気持ちは
どのようなものでしょう
ただ思い浮かべて
こうでありますようにと祈ることは
あなたとその人をあたたかい気持ちで
繋いでくれる力があるから
一人きりのときには
頼れる人と過ごすか
頼りたい人を思って祈ることを
試してみてほしい
あなたならきっと
大切なことに気づくことができる
あなたは愛されてる
自分が思うよりもずっと
そのことに気付く日は
きっとそう遠くない未来の話