話す相手を選ぶことは自分を愛することと同じ

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大好きな人と気持ちを通わせあっている私へ

気持ちを隠していた頃はこんな考えを持っていたかもしれません

・相手に譲るのがいいことだ
・自分の意見は出してはいけない
・対等な関係を築くことはできない

気持ちを通わせあっているあなたはこんな考え方をしているかもしれません

・思ったことを話していいし話さないこともできる
・今目の前にいる人が大切なら気持ちを話すことを選ぼう
・話す相手を選ぶことは自分を愛することと同じ

星の王子さまからのメッセージ

誰かにわかってほしかった気持ちを
自分の中にとじこめていたら
きっと誰もあなたのことを
見つけられなくなっちゃうよ

そうなったら嫌だな……
ねぇ 話をしようよ

あなたが自分で
いまどんな話がしたいのかを
安全に見つけることが
できたらいいなって思ってるよ
だって僕は
人に言えない苦しい気持ちって
なんとなくわかる気がするから……

未来のあなたはね
僕にこう言ってくれたよ

分かり合えることは愛しいこと
だけど いいや だからこそ
誰とでも叶えるものじゃなかった
話し合えない人がいてもいいし
話し合うことを避けても良かった

だけどこの人だけはって
思う人とは話し合うことができた
だって愛してるから
そして愛して欲しいから
いきなりいろんな気持ちを
ぶつけると嫌になっちゃうから
少しずつ 少しずつ

それからこんな話をするけど
驚かないで聞いてほしいって
前もって言ってあげたり
今はただ聞いていてほしいって
望みを言っておくことも
話し合うことを助けてくれた

ほんの少しの工夫だったんだ
それだけで少しずつ
愛する人に心を開いて
愛し合うことが
こんなに愛しいことなのかって
知ることができたんだよ

未来のあなたが
僕にそう言ったとき
とても穏やかな顔をしていたよ
まるで嵐はぜんぶ過ぎさって
空にかかる虹を見つめて
ホッとするような顔だった

今のあなたは
どんな顔をしているだろう?
まだ嵐の音を感じてる?
それとも晴れ間がくるのを
心のどこかで感じてるのかな……

僕はね
未来のあなたに会ったときに
わかったんだ
あなたはきっと僕に
大切なことを
教えてくれてるんだって
だから僕は静かに耳を傾けていた

それができたのはきっと
あなたの話し方のおかげだったんだね

あなたがどれだけ苦労したのか
僕にはわかるよ
大変なことがおこって
それを乗り越えてきた人って
やっぱりどこかすごいもの

あなたもやっぱりすごいんだ
そんなあなたと話せて
僕は幸せだよ

あなたはまた
誰かと話していくんだろう
そのとき相手をどんなふうに
あなたが見ているかが大切なんだ
それはね
あなたが信じられる人とだけ
心を通わせていいってことなんだ

信じられない人や
信じたくない人にまで
心を開かなくていいんだよ
大切な人にだけ ね
そうすることで相手の人も
あなたをとくべつ
大切にするように変わっていくから

だからあなたは
大切な人と生きていくんだって
決めて生きてみてね

大切な人は
あなたをきっと裏切らないし
あなたのことを愛してくれる
そう思って生きてみて
そうやって愛されることを
信じてあげることが
あなたに必要な
たった一つのことだったんだ

約束だよ
大切な人と生きてね
不安になったらいつでも
僕の名前を呼んで
今日あったことを思い出して
きっと変われる
あなたは だってもう
僕と出会ったことで
変わり始めているんだもの

読み終わったら

星の王子さまからのメッセージを読み終わったら、もう一度あなたが好きな人に言えなかった気持ちを話しているところを思い浮かべてください。

好きな人とどんな場にいますか?

好きな人はどんな表情であなたを見ていますか?

そしてあなたは好きな人とどんな話をしていますか?

思い浮かべたら、最後の質問です。

好きな人がどんなことを言ってくれたでしょうか?

あなたが言ってほしい言葉を好きな人が言ってくれたところを思い浮かべてみてほしいのです。

それはどんな言葉でしょうか?

どんな声、どんな表情で、あなたに言ってくれたのでしょうか?

欲しい言葉や反応を好きに思い浮かべることは、あなたの心に「気持ちを受け入れてもらえる幸せ」を感じさせてくれるかもしれません。

もし罪悪感や辛い気持ちがわいてきたら、自分自身に優しい言葉をかけてあげてください。

受け入れてもらって大丈夫。

愛されてる感じを受け入れて大丈夫。

愛し愛されて大丈夫。

気持ちを受け入れてもらえる幸せを感じるたびに、あなたは少しずつ自分の気持ちや考えを話すことに対する抵抗が薄れていくことに気づくかもしれませんね。

その先には、どんな幸せが待っていてほしいでしょうか?

いつかたどり着く景色はあなたの胸の中にある景色です。

どうか幸せな景色をたくさん思い描いてくださいね。