心あたたまる人との時間が引き寄せる
とにかく夢中で頑張り続けてきた姿はとても素敵！
でもそれで疲れ果ててしまったときは、新しい方法を試すチャンス。
誰かとあたたかいものを飲むだけの時間も豊かさを運んでくるかもしれないし、雑談からヒントを得ることもあるかもしれない。
いずれにしても、それが得られるのはあなたがとても素敵だから！
星の王子さまからあなたへ
遠くの憧れの星空も
行ってみたら地面があって
ゴツゴツしてて
ときどきは誰かがいて
とにかくいろんな景色があるんだ
あなたは遠くに出かけたことはある？
それとも慣れた場所の方が安心する？
僕はずっと住んでた小さな星を飛び出して
ながいあいだ旅をしていたことがあるんだ
今は自分の星に帰って
大切なバラの花と暮らしてる
そういう僕の物語が
どこかの本の中にもあって
あなたの心の中にもあるんだ
小さな火山もバラの花も
ときどき芽吹くバオバブも
それからよく眠れるベッドに
心を落ちつかせたいときに
何度も夕日を見るためのイス
あなたの心の中だから
あなたのためのベッドとイスも
もちろんあるよ
何かあったらいつでも
ベッドとイスの好きな方で
心を落ち着かせてあげられる
なぜって
それは僕があなたの心にいて
あなたのことを応援してるから
あなただって
大切な誰かを応援するとき
何か力になれたらいいなって
一生懸命に考えて
できることを探すでしょう？
僕もそうだよ
だから僕は
あなたのために
何か物語を探すんだ
何がいいかな
大切なことを見つけるために
あなたが心で感じて
頭で考えて
行動したいって思えるような
そうだ
僕がずいぶん前に出会った人で
楽しみを一人で味わってたのが
誰かと一緒に楽しむようになって
新しい世界を知った
そう言ってた人がいたよ
その人の物語はね……
とにかく楽しいことが好きだった
心が動くことを追いかけて
そんな毎日が好きだった
だから夢中になって頑張れた
だけど頑張りすぎて
動けなくなってしまった
動けなくなったから
自分で頑張れなくて
だからまわりの景色や音が
自然と入ってくるようになった
誰かの話し声
ときどき泣き声
笑い合う声
おだやかな沈黙
風に揺れる木の葉
遠くの海のにおい
雨が降る日の音と光
月の夜はその日によって
明るさがぜんぜん違うこと
音と景色が心に
降り積もっていくうちに
疲れが癒やされるのを感じてた
それから涙があふれて
頑張りすぎてたんだって
やっと自分でわかることができたんだ
無理をしてでも叶えたい夢がある
それはとても素敵なこと
だからこそ一人きりじゃなくて
誰かの助けが必要だったんだ
寂しかったわけじゃない
けど一人の限界を知ったから
誰かと一緒に叶えることも
考えるようになっていった
その人はたくさん休んで
動けるようになったときに
まず会いたい人を心の中で
思い浮かべることにした
すぐに会える人もいれば
少し遠くて難しい人
それから会いたいけど遠慮して
声をかけることもできなかった人
いろんな人が心に浮かんで
勇気を出して声をかけることにした
返事が返ってきたり来なかったり
会う約束までは辿り着けなかったり
いろんなことがあったけど
そのどれもが心をあたたかくして
勇気をくれた
思ってたよりもずっと
優しい気持ちで
関わってくれる人たちがいる
応援してくれる人や
気遣ってくれる人や
新しい縁を運んでくれる人
いろんな人たちがこうして
つながるのを待ってくれてたんだ
そう気づいてからは
人に自分の夢を話すことや
困ってることを頼ることも
なぜだか楽しくなっていったんだ
一緒に夢を見てくれること
それは言葉にできないくらいの
あたたかい気持ちをくれたから
その人はこうして
誰かと一緒に夢を見ることを覚えて
どんどん新しい世界を
見ることができたんだ
新しい世界を好きになるときもあれば
好きになれないときもあるけど
でも誰かが一緒に見てくれることが
心をどんどんあたためてくれたんだね
きっと動けなくなる前は
一人で頑張りすぎて
でも自分の夢だから
自分で叶えなきゃって
少し自分を追いつめてたのかも
もちろん一人で頑張るのだって
すごいことだから
かっこいいよね
そんなかっこいい人が
話しかけてくれたらきっと
嬉しい気持ちになるよね
あなたはどう？
一人きりで頑張ってる？
それとも誰かを探してる？
一人きりで頑張る時間は
素敵になったあなたが
まわりをびっくりさせるような
そういう楽しさがあるよね
一緒に頑張る誰かを探す時間は
ときどき心細くなるけれど
見つけたときの嬉しさが
不安も悲しさも
吹き飛ばしてくれるね
大切なのは
あなたがどうしたいかってことなんだ
まだ誰かに内緒で
自分をもっと素敵にしたいって思ったら
次に会うまでは頑張って
自分のことに時間やお金を使ってあげて
もしかしたら苦手なことや
嫌いなことも
頑張らなきゃいけないかもしれないけど
だからこそ新しいあなたになって
びっくりさせられるんだよね
「そんなこともできるの！？」って
でも一緒に頑張る誰かが欲しいって
心が叫んでることに気付いたら
あなたが頑張ってることや
困ってることや叶えたいことを
少しずつ言葉にしていくんだ
文字でもいいし声でもいいから
誰かに伝わるように
そうするうちに
同じように
一緒に頑張る誰かを探してた人や
応援したいと思ってくれる人や
助けたい育てたいって思う人が
あなたのところにやってくるよ
最初はどんな人かわからなくても
話すうちに仲良くなって
きっと一緒に頑張ることが
楽しくなっていくんだね
一人の時間も
誰かとの時間も
どちらを選んだときにも
心が楽しかったり安心したりして
くつろいだ気持ちでいられるように
自分の心を感じてあげることが
あなたの幸せや豊かさを
引き寄せてくれるんだ
自分の心を感じるのが
簡単なときもあれば
難しいときもあるけど
それは絶対
できないことじゃないって
あなたの心は知ってるよ
そして心の中が落ち着いて
いろんなことが
わかるようになっていくんだ
一緒にいると心地良い人
一緒にいると嫌な気持ちになる人
あなたが選ぶのはどんな人だろう？
もしもあなたが頭で色々考えて
損をするのが嫌だってだけで
嫌な気持ちになる人と一緒にいたら
あなたの心はきっと疲れて
動けなくなっちゃうから
そんなのは僕は嫌なんだ
あなたが苦手なことを頑張って
素敵な人になるためなら
嫌な気持ちになる人から
何かを学ぶのは良いことだと思うけど
もしあなたが疲れるだけなら
一緒にいる時間を減らしたり
会わないようにしたり
そのためにも心地良い人との時間を
とにかく増やして
心地良さで忙しくして欲しいって
僕はそう思うんだ
そんなふうにあなたが
心から一緒にいたいと思える人たちと
一緒に夢が見られるように
そんな楽しさをたくさん
感じていけるように
新しい扉を開くための
鍵をつくっていこう
心の中でつくった鍵は
新しいあなたになるための扉を開くよ
何度も扉を開くうちに
あなたは心がふるえるような
人や出来事と
繋がる力が強くなるんだ
さぁ まずは手のひらに
好きな大きさの鍵を思い描いて
どんな形にしよう？
色はどうかな？
飾りはつける？
思い描いたら
その鍵をそっと握って
好きな名前をつけて呼んであげて
名前はなんでも
思い浮かんだ言葉や
鍵の形や色から考えても
好きな名前をつけてあげて
鍵の名前を呼ぶたびに
心の中で扉が開くよ
そうやって少しずつ
新しい自分になっていくんだ
一人でいるのと誰かといるのを
迷ったときや
今どれくらい心地良い感じか
たしかめたいときは
鍵の名前を呼んで
こう質問してみて
「この鍵を持つ自分は誰といたい？」
「この人と１０年先も関わっていたい？」
「心のカップはどれくらい満たされてる？」
そんなふうに質問すると
答えが浮かぶかもしれないし
言葉じゃなくて
何かを感じるかもしれない
でも大切なのは
そうやって鍵を使うことで
自分の心が
感じやすくなるってことなんだ
一緒懸命に頑張ってたり
何かに夢中になってたりすると
自分の心や体のことを
ちょっと忘れたりするから
そうやって鍵を使って
自分のことも気にしてあげて
自分のことが感じられるほど
あなたは一人でも誰かとでも
幸せな未来をつくれるよ
さぁ そろそろ僕のお話は終わり
あなたがこうして会いにきてくれて
僕は本当に嬉しかった
また会えたときに
今よりもっと素敵な僕で会えたら
きっともっと楽しくなるね
そのために僕も自分の星で
やるべきことや
やりたいことを
少しずつ進めていくよ
僕の星は遠くの空に
それからどこかの本の中に
そしてあなたの心の中にも
だから何かあったらいつでも
心の中の僕に教えて
どんなことでもいいんだ
うまく返事ができないかもしれないけど
それでもずっと応援してる
あなたは僕の大切な友達だから
気をつけて
いってらっしゃい