気持ちを話せる相手がいることは幸せ

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大好きな人と気持ちを通わせあっている私へ

気持ちを隠していた頃はこんな考えを持っていたかもしれません

・好かれるために相手の好みに合わせることは大切だ
・自分の気持ちを隠してでも相手に合わせれば守られる
・ずっと一緒にいるためには自分でいてはいけない

気持ちを通わせあっているあなたはこんな考え方をしているかもしれません

・気持ちは人それぞれの自由なもの
・話せば話すほど魅力が伝わる
・気持ちを話せる相手がいることは幸せ

星の王子さまからのメッセージ

ずっと自分を隠してたらさ
自分を守ることはできたとしても
自分を愛してもらうことも
ちょっとできないかもしれないな

僕がね
そう思うようになったのは
狐との出会いが
あったからなんだ

僕と狐は最初はお互いのことを
何も知らなかったけれど
狐は少しずつ自分の考えを
僕に教えてくれたんだ
それを聞いて僕は
狐が言うようにやってみよう
そう思えたのはね

狐と仲良く
なりたかったからなんだ

あなたにもそんなふうに
仲良くなりたいひとがいる?
そうだといいな
だって仲良くなりたいひとは
いつかきっとあなたの
大切な人になるんだ

だって未来のあなたは
僕にこう言ってくれたんだもの

雨の日も風の日も
嫌いじゃなかったけれど
好きな人が雨や風を嫌って
日差しのあたたかい日を
愛していると知ってたから
同じように
日差しのあたたかい日だけを
愛するふりをしていたけれど

あるときふっとね
雨の日の良さをぽつりと
語ってしまったことがあって
あの人はとても驚いていた
それからもっと聞かせてと言った
それで雨の日や風の日に
私が感じていることを話すと
あの人は興味深そうに聞いてくれた

あの人が雨の日や風の日を
好きになることはなかったけれど
雨の日や風の日を愛する私のことを
嫌うこともなかったよ

話してよかった
聞いてもらえてよかった
同じじゃなくても
一緒にいてよかったんだね

未来のあなたはそう言って
まぶしそうに目を細めていた
今のあなたもそうなのかな
そんなふうに
誰かに好きなことを話して
聞いてもらえたことを
嬉しかったり幸せだと思ったりして
愛しい気持ちを募らせていくのかな

あなたが大好きな人と
心からの話ができるとき
きっと大好きな人も
あなたのことがよくわかって
ホッとしたり
嬉しくなったりすると思うよ

だからあなたは少しずつ
自分の気持ちを話してみて
最初はね
話しやすい人からでもいいんだ
大切な人に何もかも
見せるのが怖いときって
誰にでもあるからね

無理はいけないよ
でも苦しい気持ちも
ときには話して
聞いてもらえるだけで
心が落ち着いたり
幸せな気持ちになれるからね

僕はもう行くよ
約束の時間に遅れちゃう
あなたはこれからどこへ行って
誰と何を話すんだろう
きっと少しずつ
自分の「好き」も話せるね

そうなったらどんどん
言いにくかったことも
話せるようになっていくね
いつかきっと今日を思い出して
あなたは自分の決断を
愛おしく思うんだろうな……

変わりたいって思えたこと
それだけでもすごいことだよ
いつか大切な話をしよう
もっとたくさんの愛について
僕ともいろいろ話をしよう

そうやってどんどん
学んでいくんだ
愛についてのたくさんのこと
あなたのことも聞かせてね
気持ちを話せたあなたが
どんなふうに大好きな人と
生きるようになったのか
聞かせてくれる日を
僕は楽しみに待ってるよ

読み終わったら

星の王子さまからのメッセージを読み終わったら、もう一度あなたが好きな人に言えなかった気持ちを話しているところを思い浮かべてください。

好きな人とどんな場にいますか?

好きな人はどんな表情であなたを見ていますか?

そしてあなたは好きな人とどんな話をしていますか?

思い浮かべたら、最後の質問です。

好きな人がどんなことを言ってくれたでしょうか?

あなたが言ってほしい言葉を好きな人が言ってくれたところを思い浮かべてみてほしいのです。

それはどんな言葉でしょうか?

どんな声、どんな表情で、あなたに言ってくれたのでしょうか?

欲しい言葉や反応を好きに思い浮かべることは、あなたの心に「気持ちを受け入れてもらえる幸せ」を感じさせてくれるかもしれません。

もし罪悪感や辛い気持ちがわいてきたら、自分自身に優しい言葉をかけてあげてください。

受け入れてもらって大丈夫。

愛されてる感じを受け入れて大丈夫。

愛し愛されて大丈夫。

気持ちを受け入れてもらえる幸せを感じるたびに、あなたは少しずつ自分の気持ちや考えを話すことに対する抵抗が薄れていくことに気づくかもしれませんね。

その先には、どんな幸せが待っていてほしいでしょうか?

いつかたどり着く景色はあなたの胸の中にある景色です。

どうか幸せな景色をたくさん思い描いてくださいね。